ごあいさつ
令和5年4月1日付就任 院長 神尾 聡
※以下の文書内容は前院長時のままです。今後、変更予定です。
厩橋病院は、公益社団法人前橋積善会の経営する群馬県で最も歴史の古い精神科病院です。
前橋積善会は、明治13年に前橋市内の僧侶を中心とした有志12名により、貧困のために苦しんでいる人々を救うことを目的に創設されました。会の活動に賛同する人が多かったため、明治14年には会員制の組織となり、以後会員の会費や寄付、あるいは僧侶が定期的に托鉢をして集めたお金等により、貧困家庭を対象に、経済的援助、無料・低額診療券の交付などをつづけ、さらには学費無料の簡易小学校や、日露戦争で一家の働き手を失った家庭を助けることを目的に保育園の設立・経営なども行いました。
昭和3年6月には群馬県で最初の、そして昭和27年までは県内唯一の精神科病院である厩橋病院を設立しています。これは群馬県の精神衛生の夜明けとも言える画期的な出来事でした。これにより群馬県の精神障害者は、初めて座敷牢から出されて病院に入院することができるようになり、一つの病気にかかっている人として人権を認められ、治療を受けられるようになったのです。
以後、厩橋病院は「慈悲と善隣」の創立精神を基盤に、先哲の教えを継承して、親身で質の高い精神科医療を提供することを第一の目標に、活動を続けています。また、1890年(明治23)の創立以来積善会がこだわり続けた「経済的に困っている人たちの救済」という考え方は、無料低額診療事業として現在にも受け継がれ、当院の活動の重要な柱の一つとなっています。経済的事情により医療費の支払いが困難な方は、一定の条件を満たせば無料低額診療の対象となる可能性がありますので、是非一度相談されることをお勧めします。
前橋積善会は、明治13年に前橋市内の僧侶を中心とした有志12名により、貧困のために苦しんでいる人々を救うことを目的に創設されました。会の活動に賛同する人が多かったため、明治14年には会員制の組織となり、以後会員の会費や寄付、あるいは僧侶が定期的に托鉢をして集めたお金等により、貧困家庭を対象に、経済的援助、無料・低額診療券の交付などをつづけ、さらには学費無料の簡易小学校や、日露戦争で一家の働き手を失った家庭を助けることを目的に保育園の設立・経営なども行いました。
昭和3年6月には群馬県で最初の、そして昭和27年までは県内唯一の精神科病院である厩橋病院を設立しています。これは群馬県の精神衛生の夜明けとも言える画期的な出来事でした。これにより群馬県の精神障害者は、初めて座敷牢から出されて病院に入院することができるようになり、一つの病気にかかっている人として人権を認められ、治療を受けられるようになったのです。
以後、厩橋病院は「慈悲と善隣」の創立精神を基盤に、先哲の教えを継承して、親身で質の高い精神科医療を提供することを第一の目標に、活動を続けています。また、1890年(明治23)の創立以来積善会がこだわり続けた「経済的に困っている人たちの救済」という考え方は、無料低額診療事業として現在にも受け継がれ、当院の活動の重要な柱の一つとなっています。経済的事情により医療費の支払いが困難な方は、一定の条件を満たせば無料低額診療の対象となる可能性がありますので、是非一度相談されることをお勧めします。